苦手な読書の教室

01 理想の読書とは完読できてしまう文章であること

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究極の目標は「ぜんぶ読めてしまうこと」

その本は言いました。

「理想の読書ってなんですか?」

手に取った本はニヤニヤしてます。
軽く鼻につくその本は
馴れ馴れしい感じで、聞いてきました。

あれ。
改めて聞かれると、
「これぞ」という答えが出てきません。

「ぱぱっと読めること」
「知らないことを教えてもらうこと」
「学ぶこと」

当たり障りのない答えを出しました。

「他には?」

「人に教えたくなる」
「ストレスが減る」
「いろいろな疑似体験ができる」

「終わり?」

1周、2周して
まだ絞り出せそうです。が、
同じような答えの意味になそうです。

まー、ほぼ正解なんだけど。
アナタみたいに読書をあまり知らない人には
敢えて答えを1つに絞ってあげます。

 

「読書ってのは、ぜんぶ読めちゃうことなのよ。」

 

ふざけたことを。
本のくせに何も分かってないと思いました。

いーですか。
アナタだけに教えてあげる大切なポイントなの。

ここでは最後まで通して、
「完読できる文章が良い読書」ということにするから。

ね。

 

最後まで読まれることの難しさ

「なんか、腑に落ちない顔だね。」

「わかった、だったら逆に聞くよ。」

本はさらに鼻につくような態度で説明しました。

 

たとえば、どんな本は嫌い?

本が大きすぎる。
読みづらい文章。
意味が分かりづらい単語ばかり。

リズムが良くない。
誤字だらけ。
自分の読みたい内容じゃなかった。

もう知ってる内容だった。
無駄に長い文章。

 

本はペラペラと捲し立てました。

 

確かに、この本の言う通り。

最後まで読み進めるためには
諦めてしまうポイントがたくさん
考えられます。

 

嫌なことを我慢をしながら
読むのは理想とは違う。

 

本を読む側は、欲しい情報や内容だけを
むさぼることが多くなった。

同時に
インターネットや雑誌などで
欲しい内容へすぐにたどり着けないものは
パタンと閉じられてしまう。

そんな堪え性のない読み手を
本から離れないように最後のページまで
導くにはとても困難と言えます。

いかに本から離さないようにするためとは言え、
言葉足らずの内容や工夫ばかりにチカラを入れると
情報も断片的に伝わってしまいます。

 

目標を意識した、本の読み方をしてみる。

正直なところ、
理想の読書とは「人それぞれ」です。
好きなように、読みやすいところで、
堪能すれば良い。

ですが、読書を苦手とする人。
文字を読んでいると、すぐに眠たくなる。
買ったけれど、読んだ気になり
本が重なっていくだけ。

好きにようにできるからこそ、
なんでも良くなってしまう。

ならば、しっかりと目標を意識して
読書をしてみることが必要だと思います。

そこで掲げたのが、「ぜんぶ読めること」。

どうすれば読書ができるようになるか。
苦手意識を克服できるか。

目標を意識することにヒントがありました。

それではスタートしていきます。
苦手な読書教室です。

よろしくお願いします。

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